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入浴介助は状態観察の要

2016/08/22

入浴介助は状態観察の要

入浴前に状態をチェック

介護が必要な高齢者にとって、体も心もスッキリできる入浴はささやかな楽しみのひとつです。また、介助者にとっても入浴介助は相手の心身の状態の変化に気づける絶好の機会です。そこで、お互いの信頼関係を築くきっかけにもなる入浴介助をスムーズに行うための基礎的な技術についてご紹介していきます。
高齢者は血圧に問題を抱えている人も多いので、入浴前のバイタルチェックは欠かせません。体温と血圧の平均は個人差があるので普段から血圧が高めという人もいますが、一般的な平均値にとらわれ過ぎず、個々の普段の数値と比較してどうかという考え方で判断します。
バイタルチェックの結果が大丈夫であれば、今度は目視で健康状態をチェックします。身体に傷や皮膚炎などの異常がないか、顔色はどうかなどを確認します。その間も体調や気分について優しく話しかけながら、入浴をしても大丈夫かどうかを判断していきます。
もし、体の麻痺や会話の不成立、うつろな表情などが気になったら、医療関係者の指示を仰ぎましょう。入浴直前の食事は避け、トイレを済ませておくようにしましょう。

入浴準備

浴室が寒い場合、気温差が体に悪影響を及ぼしてしまうので浴室を暖かいシャワーで温めておきます。心臓や呼吸に問題がある方は蒸気があると楽になる場合があるので、浴槽のお湯を最初は少し熱めに入れておくと良いかもしれません。また、可能であればシャワーを出したままなどにしておくと効果的です。
体感的には介助者が蒸し熱いぐらいがちょうどよい環境です。利用者の状態に合わせて、椅子やマットなど必要なものを設置して準備は完了です。

入浴をする

介助者は、シャワーの温度を先にしっかり確かめておきます。足もとから体の上部に向かってお湯をかけながら、適温かどうか確認していきます。十分にお湯がかかったら先に洗髪から始めます。お湯が目や耳に入らないよう声をかけ、頭皮をマッサージするように手際よく洗髪をしていきましょう。頭皮の状態を一番よく見られるのはこの時なので、何らかの異常がないかどうかチェックして、何かあれば記録し看護師に報告します。
次に体を洗いますが、皮膚炎などがある場合、石鹸を使ったりタオルで擦ったりせず、汗を流す程度の入浴に留めておきます。汗をかきやすい部分を中心に優しく丁寧に洗うことはもちろんですが、高齢者の体の負担を考えて、あまり時間がかかり過ぎないようにするのも大切です。
最後に浴槽に入りますが、この時急に立ちあがるのは危険です。ゆっくり動いてもらうように配慮し、体をしっかりと支えて声をかけながら慎重に浴槽に入ってもらいましょう。浴槽から出たらかけ湯をして終了ですが、浴室で体を簡単に拭いてから脱衣所へ出ます。この間も油断せず、滑ってしまわないよう細心の注意を払いましょう。
入浴後は水分補給を忘れずに行い、具合が悪くなっていないかを確認します。

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