2016/08/31
介護現場におけるコミュニケーションは、相手の話に耳を傾けることがとても重要です。さらにコミュニケーション技術を高めるためにちょっとした雑談力を身につけると、利用者との信頼関係を築く大きな助けになります。
雑談の話題が豊富な人は普段から情報収集をしていることが多いものです。普段見聞きすることを自然に会話に盛り込むことが得意な人もいますが、誰もがそのようにできるわけではないので普段から雑談に使えそうなネタを集めておくと便利です。
しかし、そのネタが人の噂話や悪口のようなネガティブなものだと、自分が信用できない人物でいつも誰かの粗探しをしているということを宣伝するようなことになってしまいます。介護を受ける人がそのような話を聞いてしまうと、自分の話もそのようにネタにされて笑われているかもしれないと考え、不安になってしまうかもしれません。
これは介護現場だけでなく全ての人とのコミュニケーションに言えることですが、普段から雑談に使うネタは役に立つ情報やポジティブな内容を心がけるようにしたいものです。
雑談力は、観察力や感受性が関係しています。見たものや聞いたもので人に伝えたいと思う内容は、その人の性格によっても異なるでしょう。そのため、雑談を聞けばその人がわかるものであるという認識を持つ必要があります。介護現場では、次から次へとお役立ち情報などを提供する必要はありませんが、何かの話の拍子に少し楽しい話が出せるとその場を和ませることができるものです。
また、相手の良い点をよく観察して褒めるということも雑談を和やかなものにしてくれます。ただやみくもに褒めるのはわざとらしいですが、身につけているものや持ち物だけでなく、顔色や表情が良いということを褒めることもできるでしょう。褒められて嫌な気持ちになる人はいないので、誠実な褒め言葉をかけられるよう普段から心がけるようにしましょう。
人は誰でも毎日全く同じように安定しているわけではないので、話をしたい時と静かにしていたい時があるものです。雑談を交えて介護をする人とコミュニケーションを図る際には、相手の様子をよく観察して、疲れていたり具合が悪い人にどんどん雑談を投げかけてしまうようなことが起こらないよう注意しましょう。
介護現場における雑談は、相手の気持ちを和らげることが最大の目的になるので、自分の話に夢中になってしまうのではなく、相手を主体に話題を考えるようにしましょう。そうすればお互いの信頼関係もより深まって、気持ちよく介護を受けてもらうことができるようになるでしょう。
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