2024/09/06
食事は日々の健康を意地するために欠かせないものです。また、食事を楽しむことで日々の生活に彩りや喜びを感じることもあるでしょう。しかし、介護を必要とする方のなかには、一人で食事を摂るのが難しい方も多くいます。そこで必要となるのが食事介助です。援助を行うことで、安全にそして楽しく食事が取れるようサポートします。
食事介助は、まず体調を確認するところから始まります。いつもと変わりがないことを確認できたら排泄や手洗いを済ませ、食事をする場所へと案内します。椅子に腰掛けて食事を摂る場合は姿勢が安定しているか、テーブルの高さが合っているかなどを確認しましょう。ベッドで食事を摂る場合は、本人が食べやすい高さにリクライニングを調整するか、体制を整えるなどの対策をします。周辺環境を整えたらいよいよ食事です。口腔ケアと水分補給を行ってから食事介助にうつりましょう。
食事の介助をするときは、利用者の目線に合わせるのがポイント。介助者が立った状態で食事を提供しようとすると、介助を受ける人はどうしても上を向く姿勢になってしまいます。顎が上を向くとむせやすくなるため、介助者も椅子に座ってから食事を提供するのが基本です。一口の量は、その人の咀嚼力や嚥下力に応じて調整します。適量かどうか判断に迷う場合は、本人に尋ねてみるのも良いでしょう。口の中にあるものをすべて飲み込んだのを確認したら、次の一口を口元に運びます。温かい食べ物を提供する際は、熱すぎないか確認するのも大事なポイントです。
食事介助を行う際は、楽しく食べてもらうことも意識したいところ。そのためには、食事の際のストレスを軽減することが大切です。握力が弱い方には持ちやすい箸やスプーンを使ってもらう、噛む力が弱い人には柔らかい食事を提供するといった工夫をするだけでも、ストレスを軽減できるでしょう。また、食事中の会話も大切です。おしゃべりが好きな方にとって、食事中の会話は大きな楽しみの一つ。やさしく声をかけながら食事の介助を行うことで、心地よい時間を提供できるでしょう。そのほか、季節の食材を使った料理やイベント食を用意するのもおすすめです。特に、見た目のインパクトがある料理だと、味覚が衰えてきた方にも楽しんでもらえる可能性が高いです。いつもとは違う料理が食卓に並べば、食欲がなかった方も「食べてみようかな」という気持ちになるかもしれません。
これから介護の仕事をするにあたり、数ある求人の中からより良い求人を見極めるために知っておきたい要素について紹介します。求人を定期的にチェックしていると、いつも出ている求人とそうでない求人を区別することができるようになるかもしれません。常に求人募集をしているところよりもめずらしい求人の方が人の入れ替わりが少なく働きやすい職場と考えられます。気になる施設があれば直接行って中の様子を見学させてもらうと良いでしょう。働いているスタッフの様子などから職場の雰囲気を知ることができるかもしれません。
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